委員会の紹介
法教育委員会(法務総合事業部)
更新日
目的
これから社会に出る若い人たちに法律のことを知ってもらい、安心して社会に出るための支援を行っていきたいと考えております。
小学生・中学生・高校生を対象に無料で講座を開催しております。
当委員会では、これまでたくさんの法教育講座を開催してまいりました。
平等な学びの場として、当委員会の講座をぜひご活用ください。
法律の勉強を始めたばかりの頃、ある教授が講座の中で紹介してくださった書籍の題名です。そのタイトルは、私の記憶の中にある沢山の「お砂場のルール」と結びついて、印象深く心の中に残りました。
その後、法律を勉強していくと、民法や刑法など日常生活と密接に関係する法律の多くは、実は、お砂場の中で学んだルールに満ち溢れている事に気付きました。もちろん、条文の規定は法律独特の難しい言い回しになってはいるものの、噛み砕いてみれば「友達をたたいてはいけない」「人の物を借りたら返さなくてはいけない」など、お砂場で学んだ「当たり前のこと」が書かれていたのです。
そんな当たり前のルールをことさら勉強する必要はないということになりますが、私たちの目指す法教育講座は、それら法律の条文をただお教えすることではありません。そんなあたりまえのルールをなぜ法律として規定しているのか、そのルールが無ければどうなるのか、そしてどんな解釈ができるのかなど、その『理由を考える』ことが必要だと思っています。つまり、考えて学ぶことにより、自ら考えて行動できる人になっていただくことが目的なのです。 当会が高校生を対象とした法律講座を開始して10年以上が経ちます。講義をしていると、生徒さんたちの発想や発言に新鮮な驚きを感じることがしばしばあります。私たちの気付かぬ視点で、一生懸命考えて伝えてくれる~私たちは、そのひとつひとつの考えを、正しいとか誤りであると切り分けてしまうのではなく、その思考過程を大事にしながら、「考えて行動できる人」を育てるために、これからも法律講座を多くの方々にご提供していきたいと思います。
活動内容
【高校生法律講座】
高校生向けに「アルバイトと法律」「契約の知識・借金」「悪徳商法の被害を受けた際の対応」などをテーマに講座を開催しております。
できるだけ法律用語をつかわず、わかりやすい言葉で説明することを心がけております。
身近なトラブルから身を守るために知っておきたい法律の常識・非常識をお教えいたします。
オンラインによる開催、出前授業や模擬裁判のお申込などを受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。
【親子法律教室・子ども法律教室】
小学4、5、6年生を対象とし、紙芝居等の教材を利用することで、一見難しそうな法律(社会のルール)とは何かを、楽しみながら学んでいただくことを狙いとしています。毎年、定員を大きく上回る応募があり、大変好評を得ている講座です。
2021年からはオンラインでの開催も行っております。